R-CAPを社会人転職で受けた結果と応用方法を解説 | ブログ研究室
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R-CAPを社会人転職で受けた結果と応用方法を解説

R-CAP for business(旧版)結果と評判まとめ

今から数年前の話ですが、新卒で入った会社から転職する時にR-CAPというテストを受験しました。

今は転職先の会社からも脱サラしてしまった立場ですが、当時の転職が上手くいったのもR-CAPのおかげという感覚は、今でもかなり残ってます。

この記事では自分が受けたR-CAPの結果や、転職した後にどう役になったのかを大公開します!R-CAPテストをまだ知らない人は、一度受けてみてはいかがでしょうか。

R-CAPテストの種類と内容、費用

R-CAPは就職・転職のための自己分析ツール。R-CAPには全部で3種類あり、それぞれ高校生向け、大学生向け、社会人向けに分かれています。

私がR-CAPを受けたのは2017年で、その時は転職対策のためでした。受験したのはR-CAP(大学生向け)+ STRENGTHのセットでしたが、テスト結果はそのまま履歴書や職務経歴書に使えるレベルだったという印象です。

テスト結果には自分の強み・弱みが文章化されて出てくるので、言い方を変えればそのまま書類に書いたり、自己アピールに使えると思います。ちょっとズルいやり方かもしれませんが笑

R-CAPの種類

  • R-CAP for teens → 高校生向け
  • R-CAP → 大学生の就職活動向け
  • R-CAP for Business → ビジネスマン向け
  • STRENGTH → 誰でも向け

テストはWeb形式で、数百問ある質問を選択肢から選んでいくやり方でした。こういう自己分析のテストは直感でガンガン埋めていくのが正解なのですが、合間に休憩しながらでも合計1~2時間はかかりました。それなりに費用もかかるので、これぐらいはあってもいいと思えるボリューム。

公式サイトによると、R-CAPの費用は以下の通りでした。私のようにR-CAPとSTRENGTHをセットで受験すると、少し割引されて約7,000円になるようですね。

R-CAP テスト受験費用

  • R-CAP → 4,290円
  • R-CAP for Business → 3,740~9,240円 (※テストの種類による)
  • STRENGTH → 4,290円

R-CAPはWebテストですが、分析された結果が届くのはおよそ1週間後。テスト結果は全て紙印刷されたレポートで届くので、シンプルに見やすくて好感度upです。

実際に届いたものがこちら。写真の一番右に写っているカラーの冊子が「STRENGTH」の結果で、これはR-CAPとは別ですね。記事の続きではこの結果も一部公開していきます。

R-CAP受けて送られてくるもの

  • R-CAPと書かれたバインダー(緑)
  • R-CAPのテスト結果
  • 職種一覧(140種類)
  • R-CAP WORK BOOK
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R-CAPのテスト結果と感想まとめ

まずは目次からですが、R-CAPのテスト結果は大きく分けて4つあります。テストを受けて、自分の性格や特性、仕事への好みを分析する。その結果を基に、自分に合ったタイプの職業が紹介されるという流れですね。

逆に「向いてない職業トップ20」なんてのも紹介されていて、それがことごとく納得できる仕事だったのも面白い。テスト結果が正確すぎてちょっと怖い気もしましたが、役に立つことには変わりないのでOK。

R-CAPのテスト結果一覧

  1. 仕事への関わり方・好み(=Locus of Control)
  2. 自分が力を出せる仕事環境(=GIAL)
  3. 職業適性(=Job Fitting Index)
  4. キャリア志向(=Career Direction)
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仕事への関わり方・好み(=Locus of Control)

最初に出てくるのは「仕事への関わり方」の部分。自分がどういう風に仕事をしたいかが書かれているページですね。2種類のうち、どちらの傾向寄りかが診断されます。

仕事への関わり方の傾向

  • Internal インターナル→自分で身の回りの出来事をコントロールしたがる傾向
  • External エクスターナル→身の回りの出来事は他者がコントロールしていると思う傾向

自分の場合はインターナル寄りなので、「仕事を自分でコントロールしたい、自主性のある職場がいい」という結果でした。これが逆だと「手順通りに進める仕事向き」とかになるわけですね。

私は転職した後に脱サラしましたが、個人でやる仕事が向いているという傾向がハッキリと出てますね。というか、自分1人でやる事にこだわり過ぎているのかもしれません・・・笑

ちなみにこのページだけではありませんが、個人的には「社会人平均」と比較されているのが役に立つと思います。営業みたいに売り上げの数字で比べられる仕事でもない限り、会社の人事評価も結局は上司の印象で、他の同僚とかと比べられてしまいますからね。

仕事を楽しそうにやっている人って、自然と印象に残りませんか?ここのテスト結果に合った仕事でないと、転職しても上司の印象に残りにくいのでは?と思います。

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自分が力を出せる仕事環境(=GIAL)

次に出てきたのは、自分がどんな仕事環境に向いているかという結果でした。レポートの中ではGIALと書かれています。これも先ほどと同じで、平均に比べてどちらの傾向が強いかが偏差値みたいに数字で出てきます。

仕事環境に対する傾向

  • Certainty (サーテンティ)→ ルールが厳密に定まった環境を好む
  • Uncertainty (アンサーテンティ)→ ルールのないあいまいな環境を好む

私の場合はUncertainty寄り。なのでルールでガチガチに縛られた仕事より、その時その時の状況に合わせて柔軟に対応できる環境の方が向いているという結果です。フリーにやりたいという志向は、上に出てきた「仕事への関わり方」の結果とも一致していますね。

学生時代にも一度別の大学に編入したことがあるのですが、編入といい転職といい、環境を変えたがるという傾向はズバり当たってますね。まるでこっちの人生が見られているみたいな気分。

話を戻すと、逆にCertaintyが高い人はリスク回避型。規則正しくキッチリ仕事をこなす人ということになりますね。ミスが許されないタイプの仕事が向いているということになります。

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テスト結果の続きには、GIALがさらに4つに分かれていました。「慎重or楽観」「秩序or変化」「一様or多様」「既知or未知」の4つですが、それぞれに15行ぐらいの詳しい解説が書かれていて、どんなタイプの仕事や仕事環境が向いているのかが書かれています。

自分は「楽観的・変化を求める・多様性あり」の傾向が強く出てますね。転職や脱サラも割とためらわずにやってきたので、これもその通りと言えると思います。ビックリですね。お金かけた甲斐はあるというか。

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ちなみにこの写真にはオレンジマーカー青色マーカーを引いてありますが、それぞれちゃんとした意味があります。レポートに書かれていたことをそのままマネしただけなのですが、このような意味になっています。

R-CAPテスト結果の色分け

  • 「その通り!」「嬉しい!」と感じる部分→(ここではオレンジ)
  • 「ちょっと意外」「なぜこの結果?」と感じる部分→

テスト結果が全部自分の思った通り!だとちょっと残念な感じもするので、青色マーカーが引けるような結果が出てくるのはありがたいですね。今までお見せした写真には青色はあんまり出てきませんが、これ以降ちょくちょく出てきます。

職業適性(=JFI) – 向いている仕事、向いてない仕事

続いて職業適性です。今までたくさん出てきた自分の適性や性格、傾向なんかを基にして、「こんな仕事が向いてるっぽいよ!」「この仕事は向いてないっぽいよ!」というのを教えてくれる部分です。

もちろんある程度似たパターンの仕事が並ぶんですが、自分の場合だと「大学教授」「技術者」からいきなり「司法書士」「ファンドマネージャー」なんかが出て来てけっこう面白い結果でした。

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R-CAPのテスト結果では世の中の仕事が140種類に分かれているのですが、こんな風に140種全部の仕事の向いてる、向いてない度が数字でグラフ化されてます。

向いてる仕事欄には「メーカー系SE」「ビジネスコンサルタント」「イラストレーター」とか、割とカオスな感じで色々な仕事が出てくるので、これを眺めるだけでも面白い。

思わず「自分ってこんな才能あったの?」なんて勘違いしてしまいそうです笑 もちろん実際にはスキルも実績もないと到底やっていけませんが、新しく気付けることがあるという意味では十分役に立つと思います。

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職業適性(=JFI) – 仕事に何を求めるのか?

なぜ一見まとまりのない仕事が並んでいるのか?確認してみたところ、人が仕事に求める価値観は「7つの志向」に分類されるとのこと。数百問のアンケート結果は、このグラフを作るためだったんですね。

自分の場合は、極端に「対人・接客志向」が低くて、「協働・ビジネス志向」が高い。向いている職業にもこの要素が強い仕事が選ばれているわけですね。

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レポートの続きにはこんな風に、トップ20の職業が自分のどの志向にマッチングしているのかがグラフ化されていました。

このR-CAPの結果を見ながら、初めて就職した時に応募した企業を見てみたら、ものの見事に特徴が一致。就職の時にR-CAPを知っていたらどうなっていたのか、気になるところです。

R-CAP結果1

ここは今回のR-CAPのレポートで一番驚いたところなのですが、レポートの続きには仕事のレベルがさらに細かく分析されていました。個人的にはこの部分だけでも料金分の価値はあるのでは?と思います。

この項目では、「複数の情報をまとめて整理する」とか、「オリジナルのアイデアを生み出す」とか、実際の仕事で発生するタスクに対して、やりがいを感じるかどうかがグラフ化されています。自分の場合は「データなどを細かく分析する」「今までにない商品を企画する」などが高ポイントでした。

今通っている職場でも、やる気の出る仕事・やる気の出ない仕事、両方あると思います。グラフを見ても確かに「なるほどな」と思うところが多く、「何の仕事をしたいのか」が細かく分析できるようになっています。

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また、この項目には「独立して仕事をする」とか「できるだけ失敗を避ける」とか、仕事に対する自分のスタンスの様な部分も分析されていました。いわゆる「どういう風に仕事をしたいのか」という部分ですね。

就職や転職の時には、仕事で何をしたいのか?×どう仕事をしたいのか?を掛け合わせて考えることで、R-CAPの結果を上手く活用できるのではと思います。

キャリア志向(=CD)

テストレポートの最後は、自分のキャリア志向についての分析でした。簡単に言うとあなたは実業家タイプ、とか専門家タイプ、と判定される部分です。

自分の場合は「経営管理・自律(自立ではない)・起業家」の3つが高ポイント。転職のために受けたテストで、会社勤めに向いていないという結果が出るのは何の皮肉なんでしょうか・・・笑 今は脱サラしてるので、テスト結果の通りになってるのがまた恐ろしいです。

この部分は就職先・転職先の向き不向きというよりも、人生レべルでどういう仕事をしていきたいのかという情報がまとまっている部分ですね。仕事の価値観という部分なので、5年後10年後にもう1度受けてみたら結果も大きく変わっている可能性はあります。

実際に転職した後の人生をふり返ってみると、脱サラして独立という選択肢はこのテスト結果とも非常にマッチしているんですよね。

自分ごとながら、結果の中でも特に数字が高い「自律志向」「起業家志向」に沿った仕事を自然と選んでいたことに驚かされました。

関連記事:20代で転職失敗し鬱&詐欺のどん底人生から立ち直った3つのポイント

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R-CAPの職業一覧(140種類)

わたしが受けたR-CAPのテスト結果は以上で、ここに出てくる職業カタログは補足資料です。 テスト結果のうち、職業適性(=JFI)で出てくる職業名は、このカタログと繋がっています。

R-CAP職業一覧

職業の分類は全部で140種類もありました。営業だけで8種類、SEだけで5種類に分かれているので、業界ごとの特徴の違いまで網羅されているな、という印象があります。

これを最初の就職の時に知っていたら・・・という気はすごくします。確実に求人を見るときの参考になったでしょうし、企業選びの役にたったはず。

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R-CAPテストの補足資料:就活ワークブック

さらにもう1つオマケとして、R-CAPには就活ワークブックが付いてきました。自己分析→自己PR→志望動機を作るところまで進める冊子で、割とどこでもよく見かけるものですね。

ただし今回の場合、R-CAPのテスト結果をベースに進めるのがポイントですね。このワークブックが無いとテスト結果をうまく活用できないので、これはこれで必要な冊子です。

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R-CAPテスト番外:STRENGTHテストの結果

ここで出てくるSTRENGTHテストはR-CAPとは別物ですが、一緒に受けたのでまとめて紹介します。

STRENGTHテストも自己分析ツールの1つですが、こちらは自分の強み・弱みを分析しているテスト。結果はもちろん数字で出てくるので納得感もあります。自己PRのネタに使えますね。

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これ単体の価格は4290円。ちょっと高いかな・・・?という気はしますが、自分のアピールポイントが仕事でどう役に立つのか、を説明してくれているのは正直ありがたいですね。

どちらかと言うと、転職を考えている人よりも、初めて就職する学生向きかも知れません。仕事したことがないと、どう自己PRしていけばいいのかイメージ沸きませんからね。

タロットカードみたいな見た目も、個人的にはGOODです笑

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R-CAPとR-CAP for businessの違いを比較

公式サイトには、R-CAPとは別に社会人向けのR-CAP for businessがあります。どちらを受けるか迷った場合のために、2つを比較してみました。

R-CAP for business の方にはいくつか受験プランがあるのですが、それぞれのテスト内容をまとめると以下の通りです。黄色はR-CAPで受けられる内容で、それ以外のテストは R-CAP for businessの方でしか受けられません。

R-CAPだけでもかなり内容盛りだくさんな印象はありましたが、 R-CAP for businessはそれを越える大ボリュームということですね。

R-CAP図

ただし R-CAP for business のテスト受験には、いくつかのプランがあります。目的に合わせて何種類もありますが、それぞれのテスト内容と料金を比べてみた結果がこちらです。

(補足:R-CAP for Businessのテスト単独は3,400円で受験可能です)

R-CAP for businessとR-CAPのテスト比較

料金面も考えると、R-CAP for Businessの単独テストはかなり割高ですね。今からR-CAPを受ける人は以下のようにしてみてはいかがでしょうか。(業者の回し者ではありませんよ笑)

R-CAPとR-CAP for Businessの使い分け

  • 他に自己分析を1つも受けていない → R-CAP か R-CAP for business「全部セット」
  • 他にもテストを受けている → R-CAP か R-CAP for business「いくつかセット」

R-CAPの結果をどう転職に役立てるのか?

ここまでわたしがR-CAPを受けた時の結果についてお話してきましたが、社会人で転職を考えている人はR-CAP、もしくはR-CAP for businessのどちらかを受けてみるというのはアリだと思います。

私が転職した時はとにかく片っ端から情報を集めました。本や転職サイトはもちろん、転職エージェントサービスやキャリアコンサルタントの方にも依頼して、今後のキャリア相談をしました。

今回受験したR-CAPは、特にキャリア相談をした時に一番役に立ったと感じました。その理由はR-CAPを受けると自己分析が深まるので、キャリアコンサルタントとの話がスムーズに進むからです。

キャリアコンサルの前に自己分析をやっておくと、「自分は将来○○な仕事がしたい」「今の仕事の○○が不満」という風に、コンサルタントに相談する内容が自分の中で整理されるんですね。

なのでコンサルタントからも、納得できる答えが返ってきやすい。質問がハッキリしている分、建設的な議論ができるようになります。

おまけに自己分析って、自己流でやると「やり方あってるのかな?」「この結果、ホントに正しいのかな?」と、自分でやっておきながら結果に自信が持てないんですよね。就活の時の自己分析がまさにそのパターンで、自分では自己分析できたつもりが、全然できてなかったんですね。

その分、R-CAPは結果がデータとして残るし、数値化されるので傾向なんかも見えてくる。それと何年も記録が残っているので、今回みたいに数年後見返すことになっても、何も問題なく分析し直せます。

どちらもちょっと値が張るのが気にはなりますが、将来への自己投資と思えばコスパはいいと思います。

自己投資という意味では、副業を始めるのもいいですよね。しばらく転職するつもりがないなら、初期投資が少ないブログを始めた方が、将来の役に立つかもしれません。

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